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インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる、急性の呼吸器感染症です。毎年秋から春にかけて流行し、とくに乳幼児や小学生などの子どもたちに多くみられる疾患です。

発症すると突然の高熱、寒気、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛などが現れ、通常の風邪と比べて症状が強く、全身に及ぶのが特徴です。さらに、肺炎や中耳炎、脳症などの合併症を引き起こすこともあり、注意が必要な感染症です。

内田こどもクリニックでは、小児科・感染症の専門医として、インフルエンザの迅速な診断と治療、予防接種のご案内、流行期の対策アドバイスまで総合的に対応しています。

インフルエンザの症状について

インフルエンザの症状は、突然始まるのが最大の特徴です。熱が出る前から「いつもと違う」と感じることもあります。

主な症状

  • 急な高熱(38〜40度前後)

  • 寒気・悪寒

  • 頭痛

  • 全身のだるさ、倦怠感

  • 関節痛、筋肉痛

  • 咳、のどの痛み、鼻水

子どもの場合、これらに加えて下記のような症状が現れることもあります。

  • 嘔吐や下痢などの胃腸症状

  • けいれん、意識がぼんやりする(インフルエンザ脳症に注意)

  • 中耳炎や気管支炎の併発

※インフルエンザの中には、比較的熱が上がらないタイプや、症状が軽く見えるケースもあるため注意が必要です。

インフルエンザの原因について

インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」が原因で起こる感染症です。A型、B型、C型の3つの型があり、毎年の流行には主にA型とB型が関わります

ウイルスの特徴

  • A型・・流行の初期に多く、症状が重い傾向

  • B型・・やや遅れて流行し、胃腸症状が出やすい

  • C型・・軽症で流行はあまりありません

飛沫感染(咳やくしゃみ)や接触感染(手すり、ドアノブなど)が主な感染経路で、感染力が非常に強いため、集団生活の中では一気に広がりやすい特徴があります。

インフルエンザの種類と流行の傾向について

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変異するため、「去年かかったから今年はかからない」とは限りません。そのため、毎年の予防接種が重要です。

毎年の流行パターン

  • 例年12月〜3月がピーク

  • 11月頃から流行が始まり、年末年始に拡大

  • 近年では秋から初夏にかけて断続的な流行が続くケースも

また、複数回かかることもあり、A型の後にB型に感染するケースも少なくありません。

インフルエンザの治療法について

インフルエンザの治療は、早期診断と抗インフルエンザ薬の投与がポイントになります。

診断

  • 発症後12時間程度で抗原検出検査が陽性になりやすいため、発熱してすぐの検査では陰性になることもあります。

  • 当院では、症状や周囲の感染状況も考慮して、必要に応じて再検査や診断を行います。

主な治療方法

  • 抗インフルエンザ薬(内服・吸入・点滴)

    • タミフル(内服)

    • リレンザ、イナビル(吸入)

    • ゾフルーザ(内服・1回のみ)

    • ラピアクタ(点滴)

※使用薬は年齢・症状・合併症の有無などに応じて選びます。

対症療法

  • 解熱剤(アセトアミノフェン)

  • 水分補給

  • 安静

高熱により脱水が進むことも多いため、経口補水液や母乳・ミルクをこまめに与えることが重要です。

よくある質問

Q1. インフルエンザの検査はすぐできますか?
A1. はい。発熱後12時間以上経過していれば、迅速検査が有効です。ただし、発熱直後は検出されにくい場合があります。

Q2. 薬はすぐ飲ませる必要がありますか?
A2. 発症後48時間以内に服用を始めると、効果的にウイルスの増殖を抑えることができます。受診・診断が早いほど治りも早くなります

Q3. 学校や保育園はいつから登園・登校できますか?
A3. 原則として、発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間(幼児は3日間)はお休みが必要です。

Q4. インフルエンザの予防接種は毎年受ける必要がありますか?
A4. はい。ウイルスが変化するため、毎年接種することが推奨されます。特に乳幼児や基礎疾患のある方は積極的な接種をおすすめしています。

院長より

インフルエンザは「ただの風邪」とは異なり、急激に症状が進行し、重症化のリスクがある感染症です。特に小さなお子さんは症状をうまく伝えられないこともあり、注意深く見守ることが大切です。

私たち内田こどもクリニックでは、小児科・感染症専門医として、インフルエンザの予防から治療、集団生活での対策までしっかりとサポートしています。

不安なことがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。

この記事の監修者情報

院長:内田寛(MD. PhD)
東京医科大学卒業

国立病院医療センター(現在の国立国際医療研究センター)、国立小児病院小児医療研究センター(現在の国立成育医療センター研究所)、公立昭和病院小児科医長、埼玉県立小児医療センター感染免疫科副部長等。

  • 小児科学会専門医
  • 感染症学会専門医、指導医
  • ICD
ご挨拶

はじめまして。「内田こどもクリニック」院長の内田です。
私たちは、地域のかかりつけ小児科として、お子さんの病気や発育、アレルギー、予防接種など幅広く診療を行っています。
お子さんとご家族が安心して通える、やさしく丁寧な医療を心がけていますので、どんなことでもご相談ください。

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