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食物アレルギー

食物アレルギーとは、ある特定の食品を食べたときに、体の免疫が過剰に反応してしまい、じんましん、咳、腹痛、下痢、嘔吐、呼吸困難、アナフィラキシーなどの症状を引き起こす状態のことを言います。

とくに乳幼児期には、卵、乳、小麦などのアレルギーが多く見られますが、成長とともに改善していく場合もあります。一方で、大きくなっても症状が続いたり、新たな食材に対して反応が出ることもあるため、正確な診断と安全な食生活の指導がとても大切です。

内田こどもクリニックでは、小児科専門医として、お子さんの年齢や生活に合わせた対応を行いながら、保護者の方と一緒にアレルギーと向き合っていく診療を行っています。

食物アレルギーの原因

食物アレルギーは、免疫の仕組みが特定の食べ物に対して過剰に反応することで起こります。

アレルギーには大きく分けて以下のタイプがあります。

即時型アレルギー(IgE依存性)

最も多く見られるタイプで、食べてから30分〜2時間以内に症状が現れるのが特徴です。
例:じんましん、咳、呼吸困難、アナフィラキシーなど

非IgE型アレルギー

消化器症状を中心とするもので、症状の出現までに数時間~数日かかることがあります。
例:食物蛋白誘発胃腸炎、血便など

遅延型アレルギー

科学的な裏付けが乏しく、一般的な医療現場ではあまり扱われていません。

よくある原因食品

厚生労働省が「特定原材料」として定めているアレルゲン(アレルギーの原因となる食品)は以下の通りです。

表示義務がある食品(7品目)

  • 小麦

  • そば

  • 落花生(ピーナッツ)

  • えび

  • かに

表示推奨の食品(20品目)

  • 大豆、バナナ、りんご、くるみ、アーモンド など

これらの食品は、乳幼児期に症状が出やすく、除去や再導入の判断には専門的な知識が必要です。

食物アレルギーの症状

食物アレルギーの症状は、摂取量や個人差、食べ方(空腹時・運動後など)によって異なり、同じ食品でも日によって反応が変わることもあります。

主な症状

  • 皮膚:じんましん、かゆみ、赤み、湿疹の悪化

  • 消化器:腹痛、下痢、嘔吐、血便

  • 呼吸器:咳、ぜんそくのような症状、息苦しさ

  • 全身症状(アナフィラキシー):血圧低下、意識低下などの命に関わる重篤な反応

診断方法と当院での対応

内田こどもクリニックでは、経験豊富な小児科医が丁寧に問診と検査を行い、アレルギーの有無と重症度を見極めたうえで、安全な食生活の指導を行っています。

主な診断法

  • 問診:食べたもの、時間、症状、経過の確認

  • 血液検査:IgE抗体の有無を確認(特異的IgE)

  • 食物経口負荷試験(必要に応じて専門施設へ紹介)

  • 食事日誌の記録と検討

当院では、必要に応じて練馬区内や都内の専門医療機関と連携しながら診断・治療方針を決定します。

食事指導と治療の基本方針

近年は「必要最小限の除去」「できるだけ早期に食べる練習を再開する」方針が一般的です。

基本の治療方針

  1. 不要な除去はしない:必要以上の制限は栄養バランスを崩す原因に

  2. 安全に少しずつ食べる練習を進める

  3. 誤食に備えて対策を整える(エピペンなど)

  4. 保育園・学校と連携して生活指導を行う

ご家庭での工夫

  • 成分表示の確認を習慣にする

  • 外食・外出時の対応方法を準備する

  • ご家族みんなで理解しあうことが大切です

よくある質問

Q1. 食物アレルギーは治りますか?
A1. 年齢とともに耐性ができて自然に食べられるようになるケースも多いです。特に卵・乳・小麦などは5〜6歳で改善することがあります。

Q2. アレルギーがあるとわかったら完全除去が必要ですか?
A2. 状況によりますが、少量なら食べられる場合や、加熱によって反応しにくくなることもあります。医師と相談して調整することが大切です。

Q3. 予防接種や風邪薬にもアレルゲンが含まれていませんか?
A3. 含まれる場合もあるため、事前にお申し出ください。当院では薬剤の成分も確認してから対応します。

Q4. エピペンはいつ処方されますか?
A4. 重症の食物アレルギーと診断された場合、誤食時の命を守るために処方されます。使い方は丁寧にご説明いたします。

院長より

アレルギーがあると、保護者の方は「何を食べさせたらいいのか」「園や学校で誤食がないか」など、多くの不安を抱えていらっしゃると思います。

私たち内田こどもクリニックでは、アレルギー専門医の知識と経験をもとに、お子さんの成長とご家族の安心のために、無理のない除去・再導入・栄養管理をサポートしています。

アレルギーと正しく付き合えば、お子さんは元気に成長できます。心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

この記事の監修者情報

院長:内田寛(MD. PhD)
東京医科大学卒業

国立病院医療センター(現在の国立国際医療研究センター)、国立小児病院小児医療研究センター(現在の国立成育医療センター研究所)、公立昭和病院小児科医長、埼玉県立小児医療センター感染免疫科副部長等。

  • 小児科学会専門医
  • 感染症学会専門医、指導医
  • ICD
ご挨拶

はじめまして。「内田こどもクリニック」院長の内田です。
私たちは、地域のかかりつけ小児科として、お子さんの病気や発育、アレルギー、予防接種など幅広く診療を行っています。
お子さんとご家族が安心して通える、やさしく丁寧な医療を心がけていますので、どんなことでもご相談ください。

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