亀頭包皮炎
亀頭包皮炎(きとうほうひえん)は、男の子の陰茎(おちんちん)の先にある「亀頭(きとう)」と「包皮(ほうひ)」の間に炎症が起こる病気です。特に、包茎ぎみの小さなお子さんに多く見られる症状で、2歳〜7歳頃の男の子によく起こります。
おちんちんの先が赤くなったり、腫れて痛がったり、膿が出たりすることがあり、お子さん自身が「痛い」「かゆい」「しみる」などと訴えることもあります。
多くの場合は軽い感染による一時的な炎症ですが、繰り返す場合や強い炎症がある場合には治療が必要です。当院では、男の子のデリケートなお悩みにも丁寧に対応しています。
亀頭包皮炎の原因
亀頭包皮炎の原因のほとんどは、包皮の内側に細菌が入り込んで炎症を起こすことです。特に包茎ぎみで包皮の中に垢(恥垢)がたまりやすいお子さんは、炎症が起きやすくなります。
主な原因
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不十分な洗浄(包皮の中に汚れが残る)
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おしっこやうんちの刺激
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むやみに皮をむいて傷ができた
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恥垢(ちこう)や皮脂がたまって細菌が繁殖
また、プールやお風呂のあとに皮膚がふやけることで、炎症が起きやすくなることもあります。
亀頭包皮炎の症状
以下のような症状が見られる場合は、亀頭包皮炎が疑われます。
よく見られる症状
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おちんちんの先が赤くなる、腫れる
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触ると痛がる、排尿時にしみて泣く
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包皮の中から白い膿のような分泌物が出る
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かゆがる、むずがる、さわってしまう
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下着に黄色いシミがつく
初期は赤みや軽い腫れだけでも、悪化すると排尿が困難になることもあるため、症状に気づいた時点で早めにご相談ください。
亀頭包皮炎の治療法
亀頭包皮炎の治療は、軽い炎症であれば洗浄や軟膏だけで治ることが多いです。必要に応じて、抗生物質の塗り薬や飲み薬を使用します。
主な治療内容
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毎日の清潔ケア
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お風呂で包皮を無理なく軽くむいて、中をやさしく洗う(無理にむかない)
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石けんをよく泡立てて、やさしく洗う
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洗った後はよくすすぎ、しっかり乾かす
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外用薬(抗生物質・抗炎症薬)の使用
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赤みや膿がある場合に使用
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処方された回数と方法を守ることが大切です
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必要時に内服薬(抗生物質)
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炎症が強い場合や、発熱を伴う場合に使用
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症状が強い、または繰り返し起こる場合は泌尿器科や小児外科と連携し、包茎の状態についても検討することがあります。
包茎と亀頭包皮炎の関係
小児期の包茎は生理的包茎と呼ばれ、多くの男の子に見られる自然な状態です。成長とともに自然にむけるようになることが多いため、基本的には治療の必要はありません。
ただし、以下のような場合には、専門医と相談することをおすすめします。
専門的対応を検討するケース
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頻繁に亀頭包皮炎を繰り返す
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包皮の先が狭く、排尿に時間がかかる
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皮がほとんど開かず、恥垢がたまりやすい
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親が毎回むいて清潔にするのが困難
当院では、包茎そのものの手術は行っていませんが、必要に応じて専門医をご紹介しています。
よくある質問
Q1. おちんちんの皮をむいて洗った方がいいですか?
A1. はい、無理のない範囲で、包皮を少しむいて中を洗うことは予防になります。ただし、力を入れてむくと傷になることがあるので、やさしく行いましょう。
Q2. 自宅で様子を見ても大丈夫ですか?
A2. 軽い赤みだけなら様子を見ても良いですが、痛がる、腫れが強い、膿が出る場合は早めの受診をおすすめします。
Q3. 繰り返すと手術が必要になりますか?
A3. 繰り返す場合には、包茎との関連が考えられます。当院で状態を確認し、必要に応じて専門医療機関をご紹介します。
Q4. 学校や保育園は休むべきですか?
A4. 基本的には、元気で発熱がなければ通園・通学可能です。ただし、痛みが強い場合は無理をしないようにしましょう。
院長より
「男の子のおちんちんが赤くなっている」「おしっこで泣く」など、お子さんから直接うまく説明できない症状に、保護者の方が気づかれることが多いと思います。
亀頭包皮炎は、適切なケアで多くの場合はすぐに良くなる病気です。ただ、自己流でケアをすると悪化することもありますので、お子さんの状態に合わせたやさしい対処法を一緒に考えていきましょう。
内田こどもクリニックでは、デリケートなお悩みにも、わかりやすく丁寧に対応しております。どうぞ安心してご相談ください。
