メニュー

おむつかぶれ

「おむつかぶれ」は、赤ちゃんの皮膚に起きるトラブルの中でも、もっともよく見られる症状のひとつです。医学的には「おむつ皮膚炎(おむつひふえん)」とも呼ばれ、おむつで覆われた部分に赤みやただれ、かゆみ、ひび割れなどが生じる皮膚炎のことを指します。

赤ちゃんのおしりの皮膚は非常にデリケートで、尿や便、おむつのこすれなど、ちょっとした刺激で炎症を起こしやすくなっています。重症になると痛みで泣き止まなかったり、寝つきが悪くなることもあります。

内田こどもクリニックでは、小児科専門医として軽い症状からひどいかぶれまで、適切なケアや外用薬でしっかり対応しています。おうちでのケア方法も丁寧にご説明しますので、安心してご相談ください。

おむつかぶれの原因

おむつかぶれは、さまざまな要因が組み合わさって発生することが多いです。

主な原因

  1. 尿や便の刺激
     ・おむつ内に残った尿や便に含まれるアンモニアや酵素が皮膚を刺激します。

  2. おむつのムレ
     ・通気性が悪く湿った環境になると、皮膚がふやけて傷つきやすくなります。

  3. おむつやおしりふきの摩擦
     ・こすれによって、皮膚の表面が傷つきやすくなります。

  4. 下痢や頻繁なうんち
     ・便回数が多いと、そのたびに皮膚への刺激が増します。

  5. 食物アレルギーや離乳食の影響
     ・特定の食べ物が尿や便に反映され、刺激が強くなることもあります。

おむつかぶれによって引き起こされる病気やトラブル

おむつかぶれが長引いたり、治療せずに放っておくと、他の皮膚トラブルに進展してしまうこともあります

合併しやすい皮膚トラブル

  • カンジダ皮膚炎
     ・真菌(カビの一種)による皮膚感染症。赤くぷつぷつした発疹や、小さなブツブツが広がることがあります。おむつかぶれが3日以上治らない場合に疑います。

  • とびひ(伝染性膿痂疹)
     ・かゆみが強く、かきむしることで感染が広がります。

  • 皮膚のただれやびらん
     ・皮膚がめくれたり、ジュクジュクした状態になると、痛みが強くなり、赤ちゃんが泣き続けてしまうこともあります。

おむつかぶれの処置や治療法

軽いおむつかぶれであれば、日常のスキンケアだけで改善することも多いですが、悪化している場合は早めに受診していただくことで、赤ちゃんもご家族も安心して過ごせます

ご家庭でできるケア

  • おむつをこまめに交換する(少なくとも2〜3時間おき)

  • うんちの後は、やさしくぬるま湯や湿らせたガーゼで拭く

  • おしりふきの摩擦が強いと感じたら、使用を控える

  • おしりを乾かしてからおむつを装着する(風通しの良いところで数分間裸にするのも◎)

  • 亜鉛華軟膏やワセリンなど、保護用の軟膏を薄く塗る

当院での治療

  • 炎症の程度に応じて、ステロイド外用薬や抗真菌薬(カンジダの場合)を処方

  • 市販の薬では治らない場合も、適切な塗り薬で1週間ほどで改善することが多いです。

  • 他の皮膚疾患との鑑別(アレルギーやアトピーなど)も行います。

よくある質問

Q1. どの程度の赤みで受診した方がいいですか?
A1. ご家庭のケアで2〜3日たっても赤みが引かない場合や、悪化している様子がある場合は、早めの受診がおすすめです。

Q2. 毎回塗り薬を使うべきですか?
A2. 軽いかぶれの場合は、保湿剤や保護剤のみで十分なこともあります。 ただし、症状が強いときは短期間の外用薬でしっかり治すことが大切です。

Q3. おしりふきは使わないほうがいい?
A3. かぶれているときはなるべくやさしい方法(ぬるま湯やガーゼ)での拭き取りがおすすめです。ノンアルコール・無香料のものを選ぶようにしましょう。

Q4. おむつの素材は関係ありますか?
A4. はい。お子さんの肌に合ったおむつ選びも大切です。 通気性が良いものや、肌触りのやさしいものを選ぶと、かぶれにくくなることがあります。

院長より

おむつかぶれは、決してお母さんやお父さんのせいではありません。どんなに丁寧にケアしていても、赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートで、ちょっとしたことで赤くなったり、痛がったりすることがあるのです。

当院では、赤ちゃんの皮膚の状態を一緒に確認しながら、薬の使い方やご家庭でのケア方法まで、丁寧にサポートしています。気になることがあれば、遠慮なくご相談くださいね。

この記事の監修者情報

院長:内田寛(MD. PhD)
東京医科大学卒業

国立病院医療センター(現在の国立国際医療研究センター)、国立小児病院小児医療研究センター(現在の国立成育医療センター研究所)、公立昭和病院小児科医長、埼玉県立小児医療センター感染免疫科副部長等。

  • 小児科学会専門医
  • 感染症学会専門医、指導医
  • ICD
ご挨拶

はじめまして。「内田こどもクリニック」院長の内田です。
私たちは、地域のかかりつけ小児科として、お子さんの病気や発育、アレルギー、予防接種など幅広く診療を行っています。
お子さんとご家族が安心して通える、やさしく丁寧な医療を心がけていますので、どんなことでもご相談ください。

監修者についてはこちら

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME