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じんましん(蕁麻疹)

じんましん(蕁麻疹)は、突然、皮膚の一部が赤く盛り上がってかゆくなる皮膚のトラブルです。虫刺されのような見た目をしていることが多く、数時間以内に自然に消えることが特徴ですが、繰り返したり、長く続くと心配になる保護者の方も多いと思います。

こどもにとってじんましんは決して珍しいものではなく、ちょっとした風邪や疲れ、食事、環境の変化などが引き金になることもあります。ほとんどは数日でおさまりますが、原因が特定できず慢性化するケースや、呼吸困難などの重いアレルギー反応が隠れている場合もあるため、注意が必要です。

内田こどもクリニックでは、小児科専門医の視点で、こどものじんましんを引き起こす背景や体質を丁寧に見極めながら、安全に治療を進めています。

じんましん(蕁麻疹)の原因

じんましんは、皮膚の中の「ヒスタミン」という物質が放出されて、血管が拡張してかゆみや赤みを引き起こすことで起こります。そのヒスタミンが出る原因は様々で、すぐに特定できないことも少なくありません。

よくある誘因・原因

  1. 感染症
     ・風邪などのウイルス感染で体が反応して出ることがよくあります。

  2. 食べ物
     ・卵、乳製品、そば、エビ、ナッツなど。初めて食べたあとに出る場合もあります。

  3. 薬剤
     ・抗生物質、解熱鎮痛剤などでじんましんが起こることがあります。

  4. 寒さや汗などの物理的刺激
     ・運動後やお風呂あがり、外気に触れた時などに出ることも。

  5. ストレスや疲労

  6. 原因不明(特発性)
     ・明確な原因がわからないことも多く、体質の影響もあります。

こどものじんましんにともなう症状と注意点

じんましん自体は軽い症状で終わることも多いですが、一部は「アナフィラキシー」と呼ばれる重い全身反応を伴うこともあり、慎重な観察が必要です。

じんましんにともないやすい症状

  • 強いかゆみ

  • 皮膚の赤み、ふくらみ(膨疹)

  • 頻繁に場所が移動する赤み

  • 繰り返し出現する発疹

受診をおすすめする症状

  • 息苦しさ、咳、声のかすれ

  • 顔や唇の腫れ

  • 吐き気や嘔吐

  • ぐったりして元気がない

  • 発熱や他の感染症の症状を伴う場合

じんましんの検査と診断

多くのじんましんは問診と視診(肌の観察)で診断が可能です。受診の際には以下のような情報がとても参考になります。

  • いつから出たか

  • 何か食べた後か、薬を使ったか

  • 発疹の出方(大きさ、場所、時間、繰り返しの有無)

  • 発熱、咳、下痢など他の症状の有無

必要に応じて、血液検査やアレルギー検査(特異的IgE抗体検査など)を行うこともありますが、じんましんの多くは一時的な反応のため、必ずしも検査を行うとは限りません。

じんましんの治療法

じんましんの治療は、かゆみを抑えることと、原因が明らかであればその除去や回避をすることが基本です。

急性じんましんの場合

  • 抗ヒスタミン薬の内服
     ・かゆみや発疹を和らげる薬です。数日で症状が落ち着くことが多いです。

  • かゆみが強い場合の外用薬(塗り薬)
     ・冷やすだけでも効果があります。

  • 原因がはっきりしていれば、それを避けるよう指導します。

慢性じんましん(1ヶ月以上続く)

  • 原因不明のことも多く、体質による慢性的な炎症反応として抗ヒスタミン薬を継続的に内服することがあります。

  • 長期的な経過を見ながら調整します。

よくある質問

Q1. 一度じんましんが出たら、また出るのでしょうか?
A1. 一時的なものも多く、風邪や疲れがきっかけで出ることもあります。繰り返す場合は、体質や環境の見直しが必要なこともあります。

Q2. アレルギー検査をすれば原因はわかりますか?
A2. 原因が食べ物や特定の物質であれば、特異的IgE抗体検査などでヒントが得られることがあります。ただし、すべての原因が検査で分かるわけではありません。

Q3. 発疹が消えても病院に行ったほうがいいですか?
A3. 発疹が短時間で消え、他の症状がない場合は様子を見ても構いませんが、繰り返す・広がる・呼吸に関わる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

Q4. 自宅でのケア方法はありますか?
A4. 皮膚を冷やすとかゆみがやわらぎます。熱いお風呂や強くこすることは避けましょう。

院長より

こどもにじんましんが出ると、「何かのアレルギーかもしれない」「どこに連れて行けばいいの?」と不安に思われる保護者の方も多いと思います。

内田こどもクリニックでは、小児科・アレルギーの専門知識を活かし、一時的なものから慢性的な症状まで、ひとりひとりのお子さんに合わせた診療を行っています。無理のない治療を一緒に考えていきますので、どうぞ安心してご相談ください。

この記事の監修者情報

院長:内田寛(MD. PhD)
東京医科大学卒業

国立病院医療センター(現在の国立国際医療研究センター)、国立小児病院小児医療研究センター(現在の国立成育医療センター研究所)、公立昭和病院小児科医長、埼玉県立小児医療センター感染免疫科副部長等。

  • 小児科学会専門医
  • 感染症学会専門医、指導医
  • ICD
ご挨拶

はじめまして。「内田こどもクリニック」院長の内田です。
私たちは、地域のかかりつけ小児科として、お子さんの病気や発育、アレルギー、予防接種など幅広く診療を行っています。
お子さんとご家族が安心して通える、やさしく丁寧な医療を心がけていますので、どんなことでもご相談ください。

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