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水ぼうそう(水痘)

水ぼうそう(正式名:水痘〈すいとう〉)は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)というウイルスによって引き起こされる感染症」で、主に子どもに多くみられる代表的なウイルス性の病気です。

一度かかると多くの場合は終生免疫がつき、再び水ぼうそうになることはほとんどありません。ただし、大人がかかると重症化しやすいため、早めの対応やワクチン接種が大切です。

私たち内田こどもクリニックでは、水ぼうそうの診断・治療はもちろん、予防接種や登園許可に関する証明の発行なども丁寧に行っています。疑わしい症状がある場合は、すぐにご相談ください。

水ぼうそうの原因と感染経路

水ぼうそうの原因は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)というウイルスです。空気感染・飛沫感染・接触感染の3つの経路で感染するため、感染力がとても強い病気です。

主な感染経路

  • 空気感染(咳やくしゃみを通じて空気中に漂うウイルスを吸い込む)

  • 飛沫感染(近くでの会話や咳など)

  • 接触感染(水ぶくれに触れる)

潜伏期間は10〜21日(平均14日程度)で、発疹が出る1〜2日前から感染力があります。発疹がかさぶたになるまでウイルスを排出し続けるため、集団感染のリスクが高いのも特徴です。

水ぼうそうの症状

水ぼうそうは、発疹と発熱が同時に現れることが多く、症状が順を追って進行します。

発症の流れ

  1. 軽い発熱や倦怠感(風邪に似た症状)

  2. 数時間〜1日後に発疹(赤い斑点)が出現

  3. 発疹はすぐに水ぶくれ(水疱)へ変化

  4. 水疱がやがてかさぶたになり、治っていく

発疹は頭皮・顔・体から始まり、手足にも広がることが多いです。特徴的なのは、さまざまな段階の発疹(水ぶくれ、かさぶた、赤い斑点)が同時に混在していることです。

かゆみが強いため、かき壊してしまうと細菌感染(二次感染)を起こすこともあるので注意が必要です。

診断と登園・登校の目安

水ぼうそうは典型的な発疹と症状で診断されることが多く、迅速検査が必要な場合もあります。

登園・登校の再開基準

  • すべての発疹がかさぶたになっていること

  • 発熱がなく、元気であること

※これは学校保健安全法に基づく規定です。当院では必要に応じて登園許可証明書の発行も行っております。

水ぼうそうの治療法

水ぼうそうは多くの場合、自然に治癒する病気です。ただし、抗ウイルス薬を使うことで症状の悪化や発疹の数を抑え、治りを早める効果が期待できます。

治療の選択肢

  • 抗ウイルス薬(アシクロビルなど)

    • 発症後24〜48時間以内に服用開始するのが理想

  • かゆみ止めの内服や塗り薬

  • 解熱剤(アセトアミノフェン)

  • 十分な水分補給と安静

アスピリン系の解熱剤は避けてください。(ライ症候群という重篤な合併症を起こすことがあります)

水ぼうそうの予防法

水ぼうそうのもっとも有効な予防策は、定期接種として実施されているワクチン接種です。

水痘ワクチンについて

  • 1歳〜1歳3ヶ月ごろに1回目、6ヶ月以上あけて2回目の接種が基本

  • 2回接種で90%以上の発症予防効果

  • もし発症しても、軽症ですむ可能性が高くなる

大人がかかると重症化するため、水ぼうそうにかかったことがない保護者や妊娠希望の方には任意接種も推奨されます。

よくある質問

Q1. 水ぼうそうに2回かかることはありますか?
A1. 一度かかると基本的に免疫がつきますが、ごくまれに再感染することがあります。また、大人になってから帯状疱疹として再発することがあります。

Q2. きょうだいにうつるのを防げますか?
A2. 同居していると防ぐのは難しいですが、早めのワクチン接種で発症や重症化を防ぐことが可能です。

Q3. お風呂は入れますか?
A3. 元気であればシャワー程度なら大丈夫です。ただし、かき壊さないようにやさしく洗い、タオルなどは共用しないでください。

Q4. かさぶたが取れるまで通園できませんか?
A4. いいえ、「すべての発疹がかさぶた化していれば登園可」です。かさぶたが自然に取れるのを待つ必要はありません。

院長より

水ぼうそうは、かつてはほとんどの子どもがかかる病気でしたが、定期接種の導入により重症化する子が少なくなってきました。

しかし、まだ感染力は非常に強く、家族や園・学校での集団感染につながることもあります。適切なタイミングでの治療やワクチン接種、そして発症時の自宅療養の仕方など、ご家庭でのケアを一緒にサポートできればと思っています。

症状があらわれたら、どうぞ早めにご相談ください。隔離室の準備も整っておりますので、安心して受診いただけます。

この記事の監修者情報

院長:内田寛(MD. PhD)
東京医科大学卒業

国立病院医療センター(現在の国立国際医療研究センター)、国立小児病院小児医療研究センター(現在の国立成育医療センター研究所)、公立昭和病院小児科医長、埼玉県立小児医療センター感染免疫科副部長等。

  • 小児科学会専門医
  • 感染症学会専門医、指導医
  • ICD
ご挨拶

はじめまして。「内田こどもクリニック」院長の内田です。
私たちは、地域のかかりつけ小児科として、お子さんの病気や発育、アレルギー、予防接種など幅広く診療を行っています。
お子さんとご家族が安心して通える、やさしく丁寧な医療を心がけていますので、どんなことでもご相談ください。

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